2019年2月8日 相場まとめ
〜マーケット概要〜
2月8日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、
前日比418円11銭(2.01%)安の2万0333円17銭で終えた。
下げ幅は1月4日の大発会以来、およそ1カ月ぶりの大きさとなった。
東証1部の売買代金は概算で2兆8334億円、売買高は14億6383万株だった。
東証1部の値下がり銘柄数は1801と、全体の約8割を占めた。値上がりは288、変わらずは38だった。
騰落レシオ104.55。
空売り比率48.7。
NT倍率13.21。
新高値4,新安値82。
〜下落要因〜
①米中首脳会談
7日にはトランプ米大統領が米中貿易協議の期限である3月1日までに首脳会談を開く可能性について「(現時点で)ない」と否定したということ。
②経済成長率見通し引き下げ
欧州連合(EU)の欧州委員会が2019年の実質経済成長率見通しを引き下げるなど、
欧州景気への警戒が高まったということ。
③25日移動平均線
日経平均がチャート上の節目である25日移動平均(2万0530円程度)を下回ったことで、相場の上昇トレンドが変わるとの見方が強まったということ。
④三連休
三連休前で手控えムードが強かったということ。
〜新高値銘柄〜
・2384 SBS HD
・3563 スシローGHD
前日発表した19年9月期の第1四半期(18年10-12月)決算は売上収益が前年同期比16.6%増の485億円、営業利益が同48.8%増の40億円だった。
市場予想は営業利益31~32億円程度で、想定を上回る好調な出足となった。
昨年10月に実施したマグロ関連商品のフェアや他社との連携によるスイーツ拡充といった施策が奏功し、客数が伸びたという。
好決算を受けて株価は急伸したが、証券各社では外食平均を上回るPER水準が妥当とみて目標株価を7000円台後半まで引き上げる動きが相次いでいる。
・6750 エレコム
6日の取引終了後に発表した第3四半期累計(18年4~12月)連結決算が、売上高739億7700万円(前年同期比4.9%増)、営業利益98億9800万円(同27.2%増)、純利益62億1600万円(同19.3%増)と大幅増益となったことが好感されている。
新製品投入効果でパソコン関連商品が堅調だったほか、地震や台風の影響によりモバイルバッテリーやテレビアンテナの需要が高まったことが寄与した。また、周辺機器でメモリ関連製品が順調に販売を伸ばしたことも貢献した。
なお、19年3月期通期業績予想は、売上高1000億円(前期比6.9%増)、営業利益110億円(同7.9%増)、純利益65億4000万円(同9.5%減)の従来見通しを据え置いたが、期末配当は従来予想の25円に特別配当3円を加えて28円にするとしており、これも好材料視されている。
・9010 富士急
2月6日大引け後(15:00)に決算を発表。
19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終利益は前年同期比21.9%減の21.9億円に減った。
併せて、通期の同利益を従来予想の28億円→18.5億円(前期は26.5億円)に33.9%下方修正し、一転して30.2%減益見通しとなった。
悪材料出尽くしか。
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